ヴァイブ
他に、何があるって言うの?


「そう…。悪いとは思わないよ。
確かに、気持ちいい事だし。
だけど、私には、何か違う事も求めてる様に見えるけど?」



―ナニヲ ミスカシテルノ??―




私は、何も言わなかった。


ただ、心臓がバクバクとけたたましく鳴ってた。


「まぁ、いいけど。。」


清々しい顔して微笑む琴子に、

言葉に出来ない無情感が襲ってきた。


バクバク鳴り響く心臓の中、

私の口が勝手に動いた。


「琴子には、何もわからないくせに、わかった様な事を言わないで!!
Sexする事が悪いって言ってんの!?」

はぁはぁ、と肩で息をする。

琴子に対して、初めて感情的になる。


「大体、あんたなんなの!?私にまとわりついて!!いい加減、ウザイんだけど!!」

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