ヴァイブ
…まぁ、七海も最近、玲二に嘱されて前のトゲトゲもなくなって、まぁ~るくなって来たから、

そのうち仲良くなるんじゃないかな?



それを近くで見る俺は、

真帆をもっと大事に出来たらいいな。

…と思ったりする。






「っで?今日は、何かお求めで?」

冷めた目で、響を見た。

クスクス笑いながら、

「真帆のサイズの指輪をひとつ。」

そう言うと

「えっ?」

私より先に真帆が反応する。

「何で?私に?指輪?」

信じられない…という感じで、真帆は響を見てる。

「いつものお礼。
真帆、そろそろ誕生日でしょ。」

「覚えてて…くれたんだ…?」

目に涙を溜めながら、声が震える真帆。

「うん。」

照れる響。



なんだ…結局、この二人くっつくのかよ。



呆れながら、笑う私につられて

響も真帆も笑ってた。



< 217 / 223 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop