ヴァイブ
響の嘘っぷりに思わず口が出る。


「嘘じゃないよ。
って言うか、あの子も七海も気ぃ強そうだし、ひ弱な俺なんか逆にやっつけられそうだし!」

ハハって笑いながら言う響を

どうも信用できない。


「でもさ、七海。」

今度は、真面目な顔つきになって

「玲二とは、Sexは出来ないよ。」

「何で?」

響の言葉に食いつく様に身を乗り出した。


「俺、半年も玲二と暮らしてるけど
女の影が全然ないし、玲二とSexしたって女も聞いた事がない。

玲二とSexしたいと思ってる女は、七海以外にもいっぱい知ってるけどね。

玲二は、かなりモテるよ。
自称するだけある。

七海は、可愛い部類には入るけど、
実際は玲二の女としての眼中になんか入らないよ。

残念だけど。」



何?こいつ?

なんかスゴくムカつくんだけど?


「だから、諦めなよ?

他の男で満足してな。」


コイツ、ムカツク!!


「るっさいなぁ。
何であんたなんかにいちいち、んな事言われないといけないの?

あんたがタカミ レイジのわけじゃないんだから勝手に決めないでよ!!

絶対に、タカミ レイジとSexするんだから!!」


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