ヴァイブ
お咎めどころか、私に何度も謝る。

だけど、私にはその理由がわからなかった。

だって、何故、家を出て知らない男とSexしてたのかが
わからなかったのだから。

「どうして謝るの?」

両親に聞くと、二人は顔を見合わせて、

「怒ってるわけじゃないの?」

私に聞く。

「何が?」

私は聞き返す。

私には、本当に何の事だかサッパリわからなくて、首を傾げる。

そんな私を見て、

「とりあえず、部屋で休んでなさい。」

そう言って、
自分達の寝室へと入って行った。

残された私は、部屋に行って眠りにつく。

目が覚めたら、

母の姿はなかった―――

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