バカモンのスゝメ【短編】
最初にやろうと言っていた『ストツー』とは昔大流行した格闘ゲームの略名であって実際にプレイするのは別のゲームである。
あるゲームをプレイしてそれに飽きたら別のゲームへ。
それにも飽きたらまた別のゲームへと移り延々とゲームをプレイし続ける。
お供はこの上なくどうでもいい会話だ。
「お前ヘナチョコ剣士のくせに剣術のレッスンサボっていいのかよ。そんなんじゃいつまでたっても沖田さんみたいにはなれねーぞ」
「同じ立場のお前に言われたくねーよ。お前こそ予備校生のくせに勉強しなくていいのかよ」
「こっちこそ同じ立場のやつに言われたくねーっての」
「だってしょうがないんだって。何しろ神様のお告げなんだから逆らう訳にはいかんだろ」
「そーいやそうだった。俺達はサボってるんじゃなくて神様のお告げに従ってるんだったな。そりゃしかたねーわ」
「だろ?」
不毛を絵に描いたような会話だけは飽きる事なく続けられる二人なのだった。
あるゲームをプレイしてそれに飽きたら別のゲームへ。
それにも飽きたらまた別のゲームへと移り延々とゲームをプレイし続ける。
お供はこの上なくどうでもいい会話だ。
「お前ヘナチョコ剣士のくせに剣術のレッスンサボっていいのかよ。そんなんじゃいつまでたっても沖田さんみたいにはなれねーぞ」
「同じ立場のお前に言われたくねーよ。お前こそ予備校生のくせに勉強しなくていいのかよ」
「こっちこそ同じ立場のやつに言われたくねーっての」
「だってしょうがないんだって。何しろ神様のお告げなんだから逆らう訳にはいかんだろ」
「そーいやそうだった。俺達はサボってるんじゃなくて神様のお告げに従ってるんだったな。そりゃしかたねーわ」
「だろ?」
不毛を絵に描いたような会話だけは飽きる事なく続けられる二人なのだった。