バカモンのスゝメ【短編】
ダラダラとゲームと不毛な会話を続けていたら、気付けばすでにお昼を過ぎている。

二人を比較してより燃費の悪い方の生倉が先に声をあげた。

「なあハラへらねー?」

「ああ、減ったな」

「ナンか食おうぜ」

「何食う?」

「なんでもいい」

「じゃあ特に思いつかねーから何食うか決まるまでストツーでもやるか」

「いいねー。っていっつもソレじゃねーか。それだとまたいつかみたいにダラダラと夕方までゲームやっちまうだろ」

「それじゃダメなのか」

「俺はハラが減ったんだよ」

「わかった。何食う?俺もなんでもいいぞ」

「じゃあ何食うか決まるまでストツーでも……」

「オメーも言ってんじゃねーかよ」

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