Neverland
今日がまた繰り返す。
カーテンの隙間をぬけて朝日がちらちら入り込んでいる。いつものように目覚まし時計が時間を告げた。
「……んっ…。」
寝返りをうつ彩花。
重たいまぶたをうっすらと開けて、腕を伸ばして目覚まし時計の音を消した。
まだ薄ぐらい部屋。
ふわふわとした感覚がまだ心地いい。
現実と夢が交差している中、目を擦った。
うっすら残っていた夢もすぐに消えてしまい何故か気持ちは落ち込む。
いつもは名残惜しいベットの中も、今朝は素直に降りた。