Neverland
「いただきます!!」
一斉に並んだおかずに手を伸ばす雄と剛、私は圧倒されてその様子を見ていると、手前におかずの盛られた小皿が置かれた。
「ほら、彩花ちゃんも食べな。」
おばさんが私の分を用意してくれる。
「いただきます。」
「遠慮しないで、どんどん食べてね。こら剛、同じものばかり食べてるんじゃないよ。」
小皿に盛られたおかずを口へ運ぶ。
「どう?彩花ちゃん。」
3人の視線がこちらへ向く。
「…おいしい、です。」
「なら良かった、おかわりもあるからね。」
おばさんが笑顔になった。