MIND TERRITORY
実際のところ、正にその通りであった。
山西が退室した後の西条は、とても真剣な様子で思案していた。


確かにおかしい。
尋常ではない。
まるで映画やテレビの場面転換みたいに、突然覚えのない場所に居るなんて…
しかも、それ以前の記憶は確かにある。
よほど脳に深刻なダメージでも受けてしまったのだろうか。


西条は大きな溜め息をついた。

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