あたしとおれ

「ねぇ、お願いがあるんだけど・・・」

 そう言って、近くに座っていた男友達に、声をかける。

「あの人の連絡先教えて。」

 自分で行動しなきゃ。待ってたって、あなたはあたしを見てくれない。

 あたしに声も掛けてはくれない。

 振ったあたしに声掛けるほど、あなたの心が広くないのも分かってたはずなのに。
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