大好きな君へ言いたいこと。
[優輝side]
蒼空のやつ速いな。
全然
追い付けねーょ。
「ぁっ!優輝ー!」
だれかに呼ばれた。
俺は速くあいつに追い付きたいのに。
俺は走る足を止め、声のする方をみた。
「なんだよ。嶺。」
満面の笑顔でこっちに手を振る少年―野上嶺(のがみれい)に返事を返す。
「いや、ただ見つけたから読んだだけだけど…?」
こいつは俺の入ってるサッカーチームでの友達。
たしか…
同じクラスだった。
「じゃ、俺先に教室行ってるわ」
「わかった♪」
もう
蒼空、教室に着いてるよな…。
急ぐか!!
俺が教室につくと
蒼空は知らない女子と話していた。
「優輝っ!」