大好きな君へ言いたいこと。
[優輝side]

「蒼空大人気だね。」

一緒にいた拓海が言う。

「ぁあ。」

拓海に素っ気ない態度をとった。

「優輝どうかしたのか?」

拓海が、心配そうに聞いてきた。

「どうもしない」
「ふーん。じゃあ、俺戻るね」

そう言って拓海は自分の教室へと戻っていった。


「優輝?」

蒼空が俺に話しかけてきた。

「何?」

なんか
無性にイライラして蒼空に当たってしまった。

「なんもないけど…。」

俺のイライラが伝わったのか蒼空は弱々しく言った。

「ぁ、今日、林檎達と帰るね」
「わかった。」

蒼空は返事を聞くとすぐにどこかに行ってしまった。


あれから
蒼空とはうまく話せない。


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