大好きな君へ言いたいこと。
― 1年前の夏
俺達は、普通に友達として幼なじみとして仲良かった。
けど
あいつが…蒼空が急にモテ出したんだ。
「なぁ。俺さ、蒼空が好きなんだけど協力頼む!」
と、沢山の男子から言われた。
あいつら…。
いままで蒼空の事、男って言ってたのにな…。
「ねぇ、優輝。」
そう言って無邪気に笑う蒼空が俺は好きだった。
まぁ、友達としてだけどな…。
「蒼空。ちょっといい?」
前に蒼空の事が好きって言ってた前田が
蒼空を呼び出した。
ぁあ、とうとう前田度胸決めたな。
蒼空が前田と付き合ったら
もう、遊べなくなるのか…?
あいつは…。
なんて返事をするんだろう?
「ねぇ、ラブスマしようよ!」
今、クラスの女子が他のクラスに遊びに行ってる。
それをいいことに誰かが言った。
「よしっ☆暇だしやるか!」
と言って俺もラブスマに参加した。
まさか
あんなことになるとは知らずに
ただ…気軽な気持ちで。