初恋クッキー
野代くんが笑う



『そんなに笑わなくても・・・』



初めて見た・・・
野代くんがこんなに笑っているところを
すっごく楽しそう…
無邪気で可愛いって感じ…



「わりぃ、桐本がおもしろすぎて(笑)」



あ、あたしのせいでこんな爆笑!?
なんかおもしろいことやったかな?それとも、顔になんかついてる!?




『あ、あたしなんかおもしろいことやった?』



「だって桐本、おはようって言うだけで顔真っ赤wwそんなに俺のこと好きだったん?」



・・・ギャーーーーーー!!
いきなりなんてことを…


そぅ。あたしは後先考えずに野代くんに告白してしまったのだ


『今言うなーーー!』


悪魔のような笑顔でこっちを見ている
ぜぇったいおもしろがってる!!




「んで、真面目な話、まだ俺のこと好きか?それともほかに好きなやつできたか?」




そ、それは-ーーーー……


あたしが黙っていると彼がとんでもないことを言った



「俺さ、桐本に告られた時、マジですっげー嬉しかったんだ。でもそん時は好きなやつがいたから・・・」



そんなん言われなくったってわかってるよ
なんで今さらそんなこと言うの…?
なんか泣けてくる・・・・




「桐本、俺と・・・付き合わねぇ?」







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