君に祝福を…【短編】


「やっ、あまり見ないで…」


服を一枚ずつ脱がす時、真子は恥ずかしそうに赤くなった顔を横に向けた。


「大丈夫だ。見てるのは俺だけだ――」



その後、抱いてやると泣きながら、俺の背中に彼女の爪が食い込み俺を離そうとしなかった。



だから俺も優しく真子の背中に手をまわした。


< 8 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop