妖戦記










夾「美味しい?」

魅「いいの…貴方はとりあえずここにいて」









そして私は走り出して飛び上がり、空からやつに炎を浴びせた。






退治屋としての能力と、もう一つの力によって編み出される能力。でも、










グルルアアアアアァァァガァァアァア!!!!!







魅「……っあ!!!!」








着地したら、苦し紛れに伸びてきた手にはたかれ飛んでいき、木にぶつかった。









魅「…ッカ…は…」








ここで、私の最後の秘密を明かさなきゃいけないみたいね。でも…夾がいるのに…これで、嫌われたら…





その一瞬の迷いのうちに、アヤカシは夾に近寄っていた。









魅「夾!!!!」

夾「…ッチ!」







…嫌われるとか、嫌われないとかじゃないのよね。








何をいまさら怖がってるんだろ、私。







私はただ…







守るだけなのに











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