妖戦記
グァァァアアアアアアア!!!!!
もう一度雄たけびをあげ、夾に向かって片手を振り下ろした。
ドォオーン!!!!!!
夾「……ッ!!」
魅「…ッハ、無事…?」
夾「…え、魅彩…その、姿」
魅「……この姿を見ても、貴方はまだ…
友達って言ってくれる?」
アヤカシの片手を持っていた日本刀で抑える。
そんな私の額からは2本の角が生えており、少し茶色かった髪も漆黒の黒に染まりでも毛先は少し赤く、瞳の色は…血の赤に光り輝いていた。
そう、私は…
半分人間、半分妖怪なのだ。
魅「アヤカシも、驚いているようね?
退治屋に、アヤカシ界で一番強い鬼の子供がいるから…」
魅「私の父様は鬼界で一番強い鬼。
そして母様は妖怪退治屋の元当主…
その二人が恋に落ちたの。
異例でしょ?
だから、私はこんな姿なの。」
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