妖戦記










人間と妖怪の血を5:5で受け継いだ。







そんなことをいいながら、アヤカシに駆け寄り日本刀で切りかかる。









また低いうめき声をあげると、血しぶきをあげて倒れこんだ。











ふっと後ろを振り返ると、夾は










泣いていた。









私は、人間の姿に戻ることも忘れて夾のもとに歩み寄る。











魅「…ごめん、巻き込んで。


  あなたはここを出てった方がいい。

  ここはアヤカシが集まりやすいの。ね?

  記憶も、この時の記憶だけ消すよう頼むから…



  私のことは忘れて…ッ!?」







夾はまた、私を抱きしめた。






夾「……やっぱり、やっぱり魅彩だ…!


  会いたかった…、会いたかったよ…っ」










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