ベランダの君
「晃!次のLHR、サボんない?」

休み時間になるなり、暁が駆け寄ってきた。

「いいよ。どこ行く?」

「公園で一服と行きますか?!」

「OK!」


俺と暁は、税は急げとばかりに教室を出た。








校門を抜け、通学路とは別の道。

歩いて10分くらいのその公園は、団地内にある為かだだっ広く、余計な木などない。


ブランコと、やたらでかい滑り台のみ。



他愛も無い会話をしつつ、暁とベンチへ向かう。


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