ベランダの君
「ごめん。名前…」


「斉藤茜です。」


「茜ちゃん。…よろしく。」


俺、苦手だわ…。



それだけ言うと、俺は机に突っ伏した。






眠気に襲われそうな中、ドアが開いたと思ったら、

キャッキャッと煩い声が入って来た。



あぁ…うっせぇ…。


そう思いながら顔を上げた。











「…ええぇぇぇ?!」










そこには、










ベランダの先輩が居た。









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