ホントの恋



人とぶつかって


尻餅をついた。


「いったぁ〜。」


うったお尻をさすりながら


そう言うと、


「大丈夫?」


上から声が降ってきた。


そしてその人は私に


手を差し出した。


私はその手をとり、


立ち上がった。


「すいません。


大丈夫です。」


私はそう言うと


声の主の顔を見た。




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