僕だって、男なんだよ…
ラブに会えると思うと、毎日嬉しくて、楽しみで仕方なかった。

出張の日までは、まだ時間があった。

僕は、ラブに何か買って行こうと思った。

何にしようか…



僕は仕事帰りに雑貨屋に立ち寄った。



プレゼントをするのは好きだ。

相手がもらった時の喜ぶ顔が見たいから。




僕は、雑貨屋で、マグカップを手に取った。


何となく、これにしようと思った。


毎日使えるもので、何気なく僕を側に感じて欲しいと思った。


色違いでおそろいのマグカップ…

いつか、このマグカップが買った時のように、並ぶといいのに。

ぼーっと考えたまま、僕はマグカップ代を払って店を後にした。


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