僕だって、男なんだよ…
もう押さえられない気持ちが溢れた。
今までの全てをぶつけるように、ラブをきつく抱き締めた。
キスも激しくなって、ラブの身体中にキスをした。
ラブの絡み付くようなキスと体がたまらなかった。
なんだか涙がでそうなくらい嬉しかった。
初めてするように、なんだか理性もなにもかも押さえられないようなテンションで、激しく絡み合っていた。
「…入れていいよ」
ラブの声が聞こえるのと同時に、僕はもうラブの中に入れていた。
ラブの体をぎゅっと抱き締めていた。
もう、離したくなかった。
いつまでも、このまま全て繋がっていたいと思った。
「ねぇ…アラタ…ねぇ…ちょっと痛い…」
ラブが耳元で囁いた。
「ごめん…」
はっとした。
「どこが痛い?」
「…ん…腕が…すごい力(笑)」
きつく抱き締め過ぎた。
「ごめん…なんだか…」
「何?」
「こうしていないと、すぐにいなくなってしまいそうな気がして…」
「…じゃあ…いいよ…もっとぎゅってして。ずっと、離さないで。」
僕は…なぜだか少し涙が滲んだ。
ラブが好きだ。どうしようもなく、好きなんだ。