キレイをつくる保健室


ゆり先生の視線の先には倒れた下川くん。



あたしは、こっちだってば!!!



「ナミ……」


「ハイ、ゆり先生、こっちにいます」



下川くんの陰から、あたし、小さく手を振った。


「気を失ったのは、……下川くん?」


「ハイ」


「良かった……」


良くはないですけどね。




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