キレイをつくる保健室
「あらあら、ナミ、何時も送ってくれるキレイな恋人とケンカした?」
ムッとして靴を脱いでるあたしに、ママの声がグサッと刺さる。
「違うよ」
言いながら階段を上がる。
階段を上がる足が痛い。トイレで痛めたかも。
「あ、そうなの~あんなキレイでブラビみたいな人、ナミを好きになるわけないわよね」
ママ。
キッチンから出てきたのんきなママをあたしは睨み付けた。
キレイになってやる!!
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