あなただけ
話を聞くと、出さないといけない課題を


提出できてなかったらしく怒られていたらしい。


あれ・・・こんなこと前にも。あ、春登だ。


似たもの同士だわ。


「ほな、帰ろか?」


何も無かったかのように帰ろうとする恵。


まぁ、こっちの方がありがたいんだけど。


「あ、そぉやった!」


ほっと、してるときに思い出したかのように


私に抱きついてきた恵。


生徒は、ほとんど帰っていたり部活に出ていたりで


靴箱には私と恵しかいなかった。
< 171 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop