あなただけ
手術まであと二日。


私は既に入院している。少しだけ寂しい。


恵になかなか会えないから。


それでも


「手術当日には、絶対行くから!」


と約束してくれた。だから、それを信じて


毎日病院のベットで過ごしている。


手術日が迫ってくるたびに不安が大きくなっていく。


そんな時は、あのクマのキーホルダーを見つめて


恵のことを思い出す。


「恵・・・。私頑張るから・・・。」


そして・・・手術当日を迎えた。
< 203 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop