あなただけ

部屋の鍵を開けると、そこにはある人の姿があった。


「どうしたの?・・・何があったの?」


お母さんは、一晩中私の部屋の前で


私が出てくるのを待っていてくれていた。


それが嬉しくて・・・


私はお母さんの胸に飛び込んだ。


そして、声を上げて泣いた・・・。


それから、昨日あったことを


お母さんに全部話した。


お母さんは、涙を流しながら


私の話をちゃんと聞いてくれた・・・。

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