あなただけ
「け・・・恵・・・っなんでよ・・・


私は・・・ホントに・・・恵のこと・・・っ」


そして知恵さんは、その場に泣き崩れてしまった。


それを見た恵は、私の手を握って


「教室行こか?」


と言った。私は何も言えなかった。だって・・・


恵は・・・


『・・・泣いてる顔見るのは


・・・苦手やから・・・。』


だから、そっと知恵さんから


離れようとしたんだよね?
< 239 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop