あなただけ
「どうやろ。でも、俺は


笑美のことがずっと好きやったからな。


多分付き合ってへんな。」


その言葉を聞いて、ホッとしたのと


すごく嬉しい気持ちでいっぱいになった。


「知恵な、お前が入院してから


俺に告白しに来てな。断ったんやで?


せやけど、諦めがきかへんかったみたいで・・・


笑美の新しいスタートの日に


朝からごめんかったな・・・。」

「大丈夫だよ・・・。


恵の気持ち、すっごく嬉しかったから。」


「俺も、嬉しかったで?」


「え?」


と言って、思い出した。そうだ、私・・・。
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