あなただけ

高校は中学からもかなり遠い場所。


だから、私はここを選んだの。


誰も・・・私を知らないところ。


またイチから、新しい人生を送るために・・・。





私の話を最後まで聞いてくれた男の子は


少し悲しい顔をしていた。


「ごめんね、こんな話で・・・。」


「あ、いや。俺も・・・


嫌なこと思い出させてもぉたよな。」


「全然。大丈夫だよ・・・。」


全然辛くないと言えば嘘になるけど・・・


でも、少し気持ちが楽になったような気がした。

< 25 / 287 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop