あなただけ

恵の存在


自分の部屋に入って、すぐにベッドに倒れこんだ。


それから、今日のことを思い返した。


新しい友達。3人での会話。恵とのケンカ。春登の手。


初めてのことばかりで、よっぽど疲れたのか


私はいつの間にか眠っていた。


そこで夢を見た。夢の中には、私と恵、春登がいた。


『笑美・・・俺限界やわ。きつい・・・。』


『え・・・?恵・・・?』


『辛いねん・・・気づいてや。俺の気持ち・・・』


『恵の気持ち・・・?』


『笑美?・・・俺のとこにこいよ。』


『春登・・・』


『・・・なんで・・・呼び捨てなんや・・・』


『恵?』


『あかん・・・限界や・・・。さいなら』

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