愛のない世界なんてない
「危ういオオカミ…」
と言いながらシャワールームを出た。
「華ちゃんっ」
私を呼んだのは尋斗だった
「圭兄ちゃんになんかやられたの?」
「何も!?ありませんよ」
ドキドキするな。
「ふーん」
尋斗はニヤニヤ笑ってた。
怪しい…
「なんか隠してる?」
「なーんにも♪」
尋斗はそう言って自分の部屋に戻った。
「心臓が持たないわよ…」
「華ちゃん、圭ちゃんにこのまま襲われるんじゃなくて?」
美知子さんがそう言った。
「はっ?」
「うふふふふふ」