愛のない世界なんてない




それから朝を迎えた。
いつもの尋斗の部屋…。



って なんで圭?

「あ、華ちゃん…」
圭が起きた。

「おはようのチュウお願い♪」

「しない」

「おはよう」
圭は私の手の甲にチュウをした。

「や…っっなんで…っ」

「オオカミだもん」
てへっとなる圭。

「キモイキモイキモイキモイキモイっっ」

「追い詰められるとどうなる?」
ベッドの横は壁。
私は圭に追いつめられた。の?

「やめて!!お願いだから!!やめて!!いやなの!!」
何故か耳をふさぐ私。

「そんな圭は圭じゃないもんっ」

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