愛のない世界なんてない

「私…「華ちゃん」

「はい?」
尋斗が来た。
ニコニコしとる。

「またあのこ来ると思うから来たら言ってね」
そう言い残したら尋斗はまた部屋へ戻った。





「で、私はそういうの無理」
圭にキッパリ言うつもりだ。

「なんかのトラウマ?」

「…………」
私は俯いた。

「怖いことはしないから安心して♪」
圭はニコッと笑った。
普通の笑みなのに何故か悪魔が浮かべるような笑みに見えた。





< 132 / 191 >

この作品をシェア

pagetop