愛のない世界なんてない
「え…」
顔が赤くなるのが分かる。
心拍数増加してる。
「もしかして俺に惚れてない?」
「惚れてなんかない。手はなして」
「素直じゃないなぁ」
圭は手をはなした。
「ちょっとやり過ぎじゃないの?引く」
「そお?」
圭は私の目を見た。
「俺の好きっていう気持ちに答えてくれたらもう襲わない」
「私嫌い」
ハッキリ言ってやった。
きっぱりと。
「好きになれ…」
ちゅ
「…ちょっと何すんの!?」
「いいじゃん二回目なんだし」
圭にほっぺにチューをされた。
「最低…」