愛のない世界なんてない
時を超えて?もう夜の七時。
「華ちゃん」
「何?」
「夕飯」
「うん…」
私は部屋を出た。
階段を降りて、いいにおいのするリビングへ向かおうとした。
「はぁ~…」
階段を降りていた。
ズルッ。
階段を踏み外して滑った。
この高さ、死ぬかも…。
ドッテーーン!!!!!!!!!
すごい音がした。
「痛……」
全身に激痛が走った。
「華ちゃん大丈夫!?」
圭は唖然とした。
「華ちゃん!?」
美知子さんが来た。
「立てるかしら?」
「痛い!痛い…」
「どこが痛い?」
落ち着いてる声。
「全身…」
「病院連れてきなよ!さっきあそこから落ちたんだよっ」
尋斗が言った。
「じゃあ行こう…」