愛のない世界なんてない
とてつもなくヤバいと思った。
どうしよう………。
私はパニックになって目がぐるぐるした。
「ま、嘘だけどねー」
流石に圭もこの反応がヤバいと思ったのか、嘘と言ってくれた。
「もう!嘘言わなくていいっつーの!」
「すいませんねー」
圭は私の所を離れてあっかんべーをした。
本当にムカつく。
それから恐る恐る皆の顔を見るとさっきとは違って目が点になっていた。
そりゃ…驚くよなあ…。
突然だったし…。
「……コホン」
担任が咳払いした。
「では、皆さん。自己紹介をしましょう」
という言葉に皆はドキドキを隠せなかった。
そして左側から一人ずつ自己紹介することに。
そして一人目。
「永瀬優子です。趣味は裁縫です。皆さん久しぶりです」
優子……?あぁ!優子か!
すごい静かだった子だ!
そして二人目。
「近藤克彦です。趣味はサッカーだった。久しぶり」
かっちゃん!?私の………元カレ…////
やだ、久しぶりだよ!
相変わらずかっこいいよ、かっちゃん。
そして三人目は?
「土山将。趣味は特にない。よろしく」
あの将君だ!あの時もCOOLだったよ!
すごいモテモテで!
そんで四人目は!?
気付いたら楽しみになっていた。
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