愛のない世界なんてない

よくよく苺ちゃんを見ると、整った顔立ちの童顔。
短い黒髪。
小学生の割には制服。
もしかしてお嬢様?

「どう?」

「現代が見たい」

「明日ね」

「……………それよりか写メ持ってるんだ………」

「芽依ちゃんがくれたからね」
はは、と苦笑いする圭。

「はぁ………苦笑」

私は暇で椅子に座る。

「なんか面白い事ないかなぁ」
私はおもむろに俯く。




< 165 / 191 >

この作品をシェア

pagetop