愛のない世界なんてない
翌日。
私は眠れなかった。
圭が重い病気なんて………。
圭に会ってそんな経たない。
私が卒業した高校に居た圭。
いつも私の味方で、いつも優しくて、甘えん坊で。
意地悪だと思っていた。
違う感情と今分かった。
「私、圭の事好きなんだ………………」
急いで携帯電話に電源を入れて、着信履歴にある圭の番号に電話した。
……………
ガチャッ
「………華ちゃん?」
出たのはやっぱり圭だった。
「圭…………………私も大事な話がある」
私は圭に愛を伝えるんだ。
「何?」
息をのむ。
緊張が止まらない。
「………………………私も………圭の事が………………好き」
今まで気付かなかった恋心を圭に伝えた。