愛のない世界なんてない
「んーうまかった!」
私と圭は街中にでて伸びをした。
「てか、いとこが住んでる所ってさーどこ?」
私は聞いた。
「いとこは京都に住んでるよ」
「京都に!?」
私は驚いた。
京都ったら舞妓さんとかいるところだし、超豪華なところじゃん!
私はずっと内心驚いていた。
「そんなビックリするか?」
圭は変な目で私を見た。
「だって京都じゃんっきっと圭のいとこは別嬪なんだろうなぁ……」
内心思ってた事を普通に言ってしまった。
ちょっと焦った。
「因みにどっちも男だよ」
「どっちもって?」
「上と下」
私はキョトンとした。
絶対絶対可愛い下とかっこいい上!?
興奮してたまらなかった。
「上と下何歳よ!?」
「上が15。下が14」
結構一歳しか変わらないね。
じゃあどっちもかっこいい!?
それかどっちも可愛いって事!?
私は涎をだしていた。
「涎、でてるよ。汚い」
圭にそう言われた。
私はサッサと腕で涎を拭いた。
「ねーねー、イケメン?」
しつこく質問する。
「うるさいなぁ。会ってからのお楽しみ」
圭にあっかんべーをされた。
それで圭は私を置いてどっか行った。
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