愛のない世界なんてない

なんかまぁ変な夢見ましたよねーうん。









｢華芽ちゃーん｣
｢へ?｣
お母様に起こされた。
なんか四分くらいしか寝てない気がする。
｢あの…着いた?｣
｢着いたよ～｣
お母様の微笑みで起きる。
｢なんか四分しか寝てない気がします…｣
そう言ったら圭が口出しした。
｢四分だったら無理はないよ。だって華ちゃんの場合夢では四分経ってるんだけど、現実は二時間経ってるんだ。だから現実は一時間半で夢は三分なんだよ｣
圭の説明、うざい!
｢ふーん｣
｢うふふ、もう京都だから、いとこの家に行こうか｣
お母様の進めに私は喜んだ。
それとどんないとこなのか緊張する。
ちょっと町並みを過ぎたら綺麗な一軒家。
いや、一言で言うと綺麗すぎ。
ビックリ。
お母様はそこがいとこの家だと言う。
ピンポンを押してからそこの家のお母さんが入っていいよ。
と言ったから、私達は入った。