愛のない世界なんてない
家
「…きぃめた♪」
私は未だにドキドキしている。
「それは…」
私は聞くのに夢中で固まる。
「君んち行かせてよ♪」
私はもっとカッチンコッチンに固まった。家は…私の家は…
「だだだだだだっ駄目だよぅっ!今ね、私んち超汚いしいっ帰る時とか迷っちゃうよっ」
私は頑張って家にこさせるのを拒否する。
「携帯あれば大丈夫だって!」
「本当、圏外になるって!圏外に!だから迷っちゃうって!ねっ?!」
私は変な汗をかきながら店で言った。
「あぁ、そう」
と言って男は携帯を取り出してまた電話しようとした。
私は焦って混乱になって、男が『着信』を押した所で私は止めた。
「お前はどっちなんだよ?」
「………………」
まあ、家に来たらヤバイし…でも私これでまた警察に捕まったら完全刑務所だし…
警察に言われるよりはマシ…か。
「…も、もういいよ、家来て」
私は店を出た。