王子様の下僕





そこへタイミングよくお袋が現れた

「愛美ちゃん、用意できたわよ」

「はぁい」

涙を拭いた女が返事をした!?

「お袋、今何ていった?」

だんだん顔を強ばらせながら
俺はお袋に聞いた

「"用意出来たわよ"っていっただけよ」

お袋があまりにも平然として
応えてたから少し苛立ちながら
もう一度お袋に聞いた

「その前だよ」

「"愛美ちゃん?"でいいのかしら?」

はぁ!嘘だろ、マヂで
幼なじみの愛美かよ





< 144 / 174 >

この作品をシェア

pagetop