王子様の下僕





あんなに美少女になったんなら
高校でもかなりモテて

そのうち誰かと付き合って
俺から離れて行ってしまうんだろうな

マズイ、なんか変だ俺…

そんなことを考えながら
飯を食べ終えて用意をしていると

メイクルームから
誰かが勢いよく出てきた


クリッとした目

綺麗な高い鼻

ピンクの血色のいいプルッとした唇

形が整った眉

色白で透き通った肌

サラサラしてるけど軽く巻いた髪


一瞬、姿を見ただけで
思わず息を飲んだ

そこにいたのは
更に美少女となってしまった
愛美だった





< 147 / 174 >

この作品をシェア

pagetop