王子様の下僕





しばらくドタバタして
ブタ子は出かけていき

俺はひとり家で
着替え、髪のセット、歯磨きなどを
さっさと済ませてブタ子を待った

時間が進むのが遅く感じて...イライラ

約束の時間よりも1分遅れて
"カチャ"
玄関が開くと同時に
ブタ子の声が部屋に響いた

「ただいま、入学式の用意はできた?」

「遅い!!約束より1分遅れたぞ」

「ごめんなさい」

俺は振り返り、謝っているブタ子を見た





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