王子様の下僕
そんな私の疑問を他所に
早速わがままな王子の命令を聞くはめに…
「飯作って、腹へった」
「はぁい…って何にもないし、
買い物行かなくちゃ」
「金はそこにあるから」
王子が指したのはクローゼット
「バックの中に入っている金は
今月分だから使え」
バックの中を見ると札束が…
「これっていくら入ってるの?」
「一千万」
私は目を見開いた
「はぁ…?」
「だから一千万」
「足りないんならまだあるぞ」
「充分足ります
…っていうか王子はどこのお坊っちゃん?」