王子様の下僕
「賢人くんとパパとママと私の朝ご飯なので」
「皆さんで食べるのかしら?」
「えーと、賢人くんは別です」
「どうして?賢人は家族みんなで
食べるのが好きなのに」
「そうなんですか?!
私の家族とご飯食べるのは
嫌かなぁと思っていたので」
「賢人は顔にあんまり出さないけどね」
「じゃあ、やっぱりみんなで食べます」
「そう言ってくれてありがとう
はい、クロワッサン」
「ありがとうございます、ではまた明日」
「待ってるわ」
"チリーンチリーン"
そう言えば、なんであのおばあさん
王子のこと何でも知ってるんだろ?
疑問に思いながらも王子の家まで走った