王子様の下僕
"ピンポーン"
王子の家の玄関のチャイムを
鳴らしてもなかなか来ない
5分ぐらい玄関でうずくまっていると…
家の目の前にある駐車場の車から
黒いスーツを着たイケメンが降りてきた
「どうなさいましたか?」
「…ここの家の人に用があるんですけど
誰も出てきてくれなくて」
「鍵ならありますよ
多分寝ていらっしゃるんでしよう」
彼は王子の家の鍵を開けた
「えっ…なんで鍵を?」
「すみません申し遅れました
賢人様の執事の神川と申します」
「ああ、なるほど!執事さんだったんだ
私は大塚愛美です」
その後、神川さんは
何かちいさな声で呟いた