王子様の下僕
夢と同じ状況だよね!?
しかも王子の膝枕…
いつものやり返しができるかも
悪魔のしっぽがはえてきた私は
王子に意地悪してみることにした
「なんかね、夢の中で
王子が私の頭をやさしく撫でてくれたの」
私がそう言うと王子はまるで"ドキッ"と
効果音が聞こえてきそうなほど
手が震えて動揺していた
"しめしめ"と言わんばかりに
私は更に王子に言ってやった
「でもね…夢の中の場所と起きた場所
それに王子の立ち位置まで同じなんだぁ~
不思議なこともあるんだね」